- 最終予選大会は2025年11月8日から18日にかけて、ドバイ（UAE）のザ・セブンズスタジアムで開催。
- オーストラリアで開催される男子ラグビーワールドカップ2027への最終切符をかけて、4チームが3日間に渡って競い合う。
- アフリカ、南米、太平洋地域の予選大会を前に、ベルギー代表がこの大会への出場権を獲得した最初のチームとなった。
- 史上初めて、男子ラグビーワールドカップの抽選会は、全出場チームが決定してから行われる。
- ブリティッシュ＆アイリッシュ・ライオンズのオーストラリア遠征を除いた2025年の国際テストマッチの全試合は、ワールドラグビー男子ランキングにカウントされ、組分けに反映。
ドバイ（アラブ首長国連邦）が、男子ラグビーワールドカップ2027の最終予選大会の開催地に選ばれ、2025年11月8日から18日まで、ザ・セブンズ・スタジアムで開催されることが決定しました。予選の最終章となるこの大会では、オーストラリアで開催される男子ラグビーの最高峰大会（2027年10月1日～11月13日開催）への出場権を獲得する24番目にして最後のチームが決定します。
合計4チームが、活気あふれるラグビーの中心地ドバイで、3日間にわたり、総当たり戦方式で競い合います。順位表のトップに立ったチームが、史上最大でもっともインクルーシブな大会となることが約束されたラグビーワールドカップ2027への切符を手にします。
ベルギーは、ラグビーヨーロッパチャンピオンシップ2025で5位に入り、この大会に参加することが決定した最初のチームとなりました。ベルギーに加え、現在進行中のラグビー・アフリカカップ2025、アジアラグビーチャンピオンシップ2025、スダメリカラグビーチャンピオンシップ、パシフィック・ネーションズカップ2025を経て決定する3チームが参加することになります。4大陸から代表チームが出場することになり、ラグビー競技の世界的な成長と新興国の競争力向上が反映されます。
ラグビーワールドカップ2027は、24チーム、新たに加わるラウンド16、計52試合という、拡大フォーマットを特徴とする最初の大会として開催し、このスポーツの新時代が幕を開けます。この進化は、近年の大会の成功と勢いを土台とするものであり、ファン、放送局、パートナー企業にとってより大きな価値をもたらすと同時に、チームにとって最高レベルで戦う機会を増やすものです。
ラグビーがプロスポーツとなってから初めて、参加24チームすべてが確定してから男子のプール抽選会が行われます。2025年12月に予定されているこのプール組分け抽選会は、11月の国際試合シーズン終了時のワールドラグビー男子ランキングに基づいて行われます。この方法は、より正確で最新のシードプロセスを保証し、残りの暦年でプレーされるすべての国際テストマッチに大きな重みを加えるものです。
抽選に臨むチームの順位は、このランキングによって決定するため、12月までに行われる試合のすべての結果が、プール（６チーム４プール）の構成に直接影響を与える可能性があります。ブリティッシュ＆アイリッシュ・ライオンズのオーストラリア遠征中に行われた試合はラグビーワールドカップのシード権獲得を左右するランキングにはカウントされません。しかし、これ自体が大きなイベントであり、オーストラリアのラグビー界にとって黄金の10年における重要な節目を称えるものです。
ワールドラグビーのブレット・ロビンソン会長は次のように述べました。 「最終予選大会は、ラグビーワールドカップに向け、スリル満点の試合が目白押し、死に物狂いで戦う瞬間となります。24チームが出場し、各地域協会から少なくとも1カ国が参加するという、これまでで最も包括的かつグローバルな拡大フォーマットの大会の開幕に向けた、この「2027年オーストラリアへの旅」の最後の一歩は、野心、回復力、そしてラグビーのグローバル・スピリットの祭典となることでしょう。どのチームが最終選考に残り、2027年のラグビーとオーストラリアのユニークな祭典に参加するのか、今からとても楽しみです。」
予選も最終段階に入り、全地域で盛り上がりを見せる中、ドバイで開催されるこの最終予選大会は、ラグビーワールドカップ2027への道における決定的な瞬間となり、世界的な予選の旅の締めくくりにふさわしいものとなるでしょう。
