Emily Robinsonにとって、ラグビーワールドカップ2015は忘れられない出来事です(詳細は下記にて)。そして10年後のいま、世界最大の大会が再び彼女の故郷に帰ってきます。
元ハーレクインズのバックローであり、現在はPWRのエクセター・チーフスでプレーするRobinsonは、興奮を隠せません。
彼女の妹Floもイングランド代表入りを目指しており、さらにRobinson自身もイングランド対オーストラリア戦(9月6日)とニュージーランド対アイルランド戦(9月7日)のチケットをすでに確保済みです。そんな彼女が、ブライトンとホヴの街を案内してくれます。
象徴的なRWC開催地としての経験
ワールドカップが再びブライトンに戻ってくるのは素晴らしいことです。ラグビーを観たい、体験してみたいという若い子どもたちにチャンスを与えてくれます。2015年の男子ワールドカップのとき、私は15歳でした。家族全員と兄のラグビーチームと一緒に観に行きました。私たちは別の試合(RWC 2015のプールステージ、サモア対アメリカ)を観ました。有名なジャパン対南アフリカ戦(日本が34対32で勝利)ではなかったので、少し残念でした。でも、本当に素晴らしい1日でした。
スタジアムへのアクセス
列車でのアクセスが断然おすすめです。ブライトンからスタジアムに向かう列車を使うと、ノース・レイン(North Laine)に到着します。ここはコーヒーを飲んだり、ショップを見て回るには最高のエリアです。
試合前の食事とドリンク
有名なレストランのひとつは、インディペンデント系のイタリアン「ドナテロ(Donatello)」です。サウス・レイン(South Laine)にあります。
もう少し海岸の方まで足を伸ばせば、「ザ・リージェンシー(The Regency)」という、とても評判の良いフィッシュレストランがあります。私たち家族のお気に入りで、どんな特別な日も必ずそこに行っていました。本当に素敵な、家族経営のレストランで、料理もとても美味しいです。場所はI360(ガラス展望ポッド)やバンドスタンドのそばにあり、周辺を観光する際にはぴったりです。
試合後のパーティープラン
試合後は列車でブライトン駅まで戻ります。プロムナードのアーチ下にはたくさんのパブやバーがあります。特に夏は、夜まで明るくてとても楽しい雰囲気です。
ラニーズ(The Lanes)には、もう少しこぢんまりした雰囲気のバーもあります。ノース・レインにあるKenny’s Rock and Soul Cafeもおすすめです。街を歩けば、素敵なインディペンデント系レストランやバーがたくさん見つかります。私は本当にそういうお店が大好きです。
RWC 2025の試合をテレビで観られる場所
「XX」はとても良い場所です。地下には複数のスクリーンがあり、上階にはビリヤード台もあります。ロイヤル・パビリオンのすぐそばにあって、街の中心の賑やかなエリアに位置しています。以前Quins(彼女の元所属クラブ、ハーレクインズ)と一緒に行きました。18歳のときで、まさに「洗礼」を受けたような週末でした。プレシーズン中で、海に入って、夜には街に繰り出しました。本当に楽しかったです。
ぜひ訪れてほしい地域のラグビークラブ
ブライトン・ラグビークラブ(Brighton Rugby Club)は少し郊外にあり、サウス・ダウンズ(South Downs)の中に位置しています。とても雰囲気の良い場所ですが、列車駅からは距離があるので車が必要です。
もう少し規模は小さいですが、ホヴ・ラグビークラブ(Hove Rugby Club)はホヴの中心部にあり、公園の中にあります。週のどの日に行ってもボールを蹴って遊べるような場所です。私はこのクラブで多くの時間を過ごしました。本当にフレンドリーなクラブです。私が子どもの頃、女子チームがあるクラブはほとんどなかったので、それがとてもクールでした。
来訪者へのおすすめポイント
まずは海に出ることをおすすめします。いくつかのエリアがありますが、子どもと一緒に遊べて、もう少し落ち着いた雰囲気を求めるならホヴ側へ行ってください。そこには「マロッコズ(Marocco’s)」という素敵なカフェがあり、自家製アイスクリームが楽しめます。
もっと賑やかに楽しみたい、独身だったり20代の方なら、ブライトン側の方が合っていると思います。プロムナード沿いにバーやカフェがたくさんあります。
そして、いちばんおすすめなのは「レインズ(The Laines)」です。私はヴィンテージのショップやジュエリーショップが大好きなのですが、最高のお店はここにあります。「スヌーパーズ・パラダイス(Snoopers Paradise)」という屋内フリーマーケットは、レトロでヴィンテージ感満載で、本当にクールな場所です。
この街はスポーツとアートを愛しています。それは街の文化として根付いています。とにかく活気があって、イベントが開催されると本当に「特別な日」だと感じられるのです。
RWC 2025がブライトン&ホヴにもたらす可能性
2022年の女子サッカー欧州選手権(Women's EUROs)では、ライオネスたちが一気に注目を集めました。ワールドカップのような大きな大会がこの街で開催されれば、ラグビーも同じように盛り上がるはずです。あと一押しが必要なのです。
幸運にも、私はいくつかの試合のチケットを手に入れています。ただただ観戦できるのが楽しみです。そして、観客としてその場にいて、「ああ、私が子どもの頃にはこんな経験はできなかった」と思うと、胸が熱くなります。「この競技は本当に大きく前進したんだな」と思えるような瞬間があって。そういう場面に立ち会えることは、本当に特別なことです。