アメリカラグビー協会は、イングランドで行われる女子ラグビーワールドカップ2025に向けた代表スコッド32名を発表しました。キャプテンには、今大会が3度目のワールドカップ出場となるKate Zackaryが、2大会連続で指名されました。
この発表は、ワシントンD.C.で行われたアメリカラグビー協会の創立50周年記念イベントの一環として行われました。
経験と若手が融合したこのスコッドには、ベテランのプロップHope Rogersも含まれており、彼女は今大会が4度目のワールドカップ出場となります。アメリカは8月22日(金)、開幕戦でホスト国イングランドと対戦します。この試合はサンダーランドのスタジアム・オブ・ライト(Stadium of Light)で行われます。アメリカはプールAに属し、オーストラリアおよびサモアとも対戦予定です。
「このラグビーワールドカップは、私たちだけのものではありません。次世代に可能性を示す舞台でもあります」とZackaryは語りました。「アメリカ中の子どもたちに、このチームを見て『いつか自分もああなれるかもしれない』と思ってもらいたいのです。アメリカのラグビーは成長しています。私たちはその扉を大きく開く存在になりたいのです。」
犠牲と献身の物語をひとつに
ヘッドコーチのSione Fukofukaは次のようにコメントしています。
「私たちのスコッドには、犠牲と献身の物語を持つ、力強く逞しい選手たちが揃っています。そうした一人ひとりのストーリーを、チームとしての成功に変えていきたいと考えています。
このアメリカ女子代表“ウィメンズ・イーグルス”のスコッドは、複数回のワールドカップ出場経験を持つ選手と、初出場となる注目の若手選手が混在しています。私たちは運動量、フィジカル、そしてあらゆる局面での競争力に重点を置いており、チームとしてのポテンシャルに深い自信を持っています。」
スコッドは7月19日(土)にフィジー代表との一戦を控えており、同試合はCBSで放送され、Paramount+でもライブ配信される予定です。その後、8月1日(金)にはカナダとの最終調整試合を経て、イングランドでの合宿に入ります。
アメリカは1991年の女子ラグビーワールドカップ初代王者であり、前回大会(2021年大会/2022年開催)では準々決勝まで進出しています。
アメリカ代表スコッド(32名):
Emerson Allen
Cassidy Bargell
Catie Benson
Kristin Bitter
Tahlia Brody
Gabby Cantorna
Hope Cooper
Erica Coulibaly
Rachel Ehrecke
Cheta Emba
Nana Faavesi
Mckenzie Hawkins
Emily Henrich
Sariah Ibarra
Charli Jacoby
Erica Jarrell-Searcy
Rachel Johnson
Alev Kelter
Maya Learned
Alivia Leatherman
Ilona Maher
Bulou Mataitoga
Olivia Ortiz
Georgie Perris-Redding
Hope Rogers
Keia Mae Sagapolu
Charlotte “Lotte” Sharp
Paige Stathopoulos
Freda Tafuna
Hallie Taufoou
Kathryn Treder
Kate Zackary(キャプテン)