1. 南アフリカ女子ラグビーが「歴史を変える」
感動と記録更新に満ちた一日(日曜日)の中で、最大の見出しをさらったのは南アフリカでした。女子ラグビーワールドカップ史上初めてノックアウトステージ進出を果たしたのです。
世界ランキング12位のチームにとって、その瞬間が何を意味したのかをご覧ください。
2. Silva、ファベーラからブラジルの歴史に
驚くべきことに、ブラジルのBianca Silvaは、南アフリカ代表スプリングボク・ウィメンの快挙を一人でかき消すほどのインパクトを残しました。
サンパウロ郊外のファベーラ出身で、非営利プログラム「ラグビー・パラ・トドス(Rugby Para Todos)」を通じて人生の情熱を見つけたSilvaは、フランス戦で歴史に名を刻みました。彼女が決めたトライは、ブラジルにとって女子ラグビーワールドカップ史上初の得点でした。
彼女のコーチは「ブラジルのラグビー成長のきっかけになってほしい」と語り、チームメイトたちは終わりのない祝福を続けているようでした。
3. 「女性版ジョナ・ロムー」Woodman-Wickliffeを称えて
こちらがニュージーランドのPortia Woodman-Wickliffeが、オールブラックスのDoug Howlettを超え、ニュージーランド史上最多トライスコアラーとなった歴史的瞬間です。
テストマッチ30試合で通算50トライ。そのうちワールドカップでは22トライと大会記録を樹立。キャプテンRuahei Demantがこう語ったのも不思議ではありません。
「多くの人がPortiaを『女性版ジョナ・ロムー』と呼びます。彼女は世界で最も影響力のある女子ラグビー選手です。」
当のWoodman-Wickliffeはいつも通り控えめにコメントしました。「KV(Katelyn Vahaakolo)がそこにいたので、『じゃあここでトライを決めて、このことはもう残りの試合で考えなくて済むようにしよう』と思ったんです。」
4. 記録はさらに続く
2週目の試合は笑顔とトライ、そして統計係を疲れさせるほどの記録であふれました。上記の選手たちが注目を集めましたが、他にも多くの快挙がありました。
土曜日の最初の試合では、カナダのセカンドローTyson Beukeboomが、自国の最多キャップ記録に並びました。これまでの活躍を考えれば、近いうちに単独トップに立つのは間違いないでしょう。
一方、イタリアのSofia Stefanにとって南アフリカ戦の結果は望んだものではありませんでしたが、キャップ100到達はどのように見ても偉大な偉業です。また、アイルランドのプロップLinda Djougangは、日曜のスペイン戦で自身50キャップに到達。「若いアイルランド選手たちに100キャップを目指してほしい」というメッセージを残しました。
「自分がこの節目に到達するなんて夢にも思いませんでした。私はこれまで50キャップを達成した選手と一緒にプレーしたことがありません。だからこそ、自分がそのロールモデルとなれることは素晴らしいことです。若い選手たちにはぜひ100キャップを達成してほしいです。この夢には限界がないと示してほしいのです。」とDjougangは語りました。
5. Perezが家族と叶えた初トライ
スペインの快速ランナーClaudia Perezには、ラグビーが血の中に流れています。両親はラグビーを通じて出会い、兄弟姉妹も全員ラグビーをプレー。しかも彼女はPerez家で初めて「ラス・レオナス」のジャージーを着た選手ではありません。
「私たちのようなラグビー一家にとって夢のようなことです。先週からずっと大きな興奮とともに過ごしてきました。夢が現実になりました」と、若い頃にスペイン代表としてプレーした母Luisa(写真)が語りました。
娘がアイルランド戦で初のワールドカップトライを決めた瞬間を見届けた母親にとって、それは特別な時間でした。
「まるで私たちも一緒にフィールドに立っているかのように感じました」とPerez(母)は笑顔で語りました。
その声援は、トライを挙げた本人にとっても特別なものです。
「彼らは私の最大のファンです。ワールドカップの舞台でプレーできて、しかも全員が応援してくれるのは本当に素晴らしいことです。みんながポスターを掲げたり、私の名前が入った服を着ているのを見るのは最高です」とClaudia Perezは話しました。
6. 「大腸がなくても進み続ける」
月曜の朝に少し元気が出ない方へ、アメリカのスクラムハーフ、Cassidy Bargellの映像をどうぞ。