イングランド 47-7 オーストラリア: イングランドが記録に並ぶ勝利を収め、オーストラリアも準々決勝進出

ブライトン - 優勝候補のイングランドは土曜日、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン・スタジアムでオーストラリアを47-7で下すために苦しい戦いを強いられました。プールAの首位に立ったイングランドとともに、オーストラリアもラグビーワールドカップ2025のベスト8に進出しました。

試合の流れ

オーストラリアは、74点差以内での敗北でイングランドとともに準々決勝進出が決まる状況の中、先制点を奪いました。Adiana Talakaiがドライビングラインアウトからの見事な連携でトライを決めました。

しかしイングランドはすぐに反撃。Jess Breachが代表50キャップの節目に、通算51本目、そしておそらく最も容易なトライを決めました。

その後のイングランドの勝利は、特にスクラムにおける圧倒的なフォワードの力に基づいて築かれました。オーストラリアは勇敢に守備しましたが、開催国のフィジカルに対抗する術はありませんでした。

イングランドはさらに6トライを重ね、Sadia Kabeyaと交代出場のプロップKelsey Cliffordがそれぞれ2トライを挙げ、記録に並ぶ30連勝を達成。満員の30,443人の観客が夕陽の中で歓喜に沸きました。

Mastercard プレイヤー・オブ・ザ・マッチ

イングランドのナンバー8、Alex Matthewsはキャプテンらしいパフォーマンスを見せ、10回にわたりゲインラインを突破し、フォワード陣が徐々に優勢を築く立役者となりました。

「本当に仲間を誇りに思います。前半は勢いを掴めませんでしたが、私たちはやり抜き、ゲームプランを守り抜き、最後には勝つことができました。これは誰もが私たちに望んでいた挑戦であり、それに応えられたと思います。

チーム一丸となれたことを誇りに思います。ラインアウトは普段のように機能せず、オーストラリアのキックは素晴らしく、後方で私たちを大きく試しました。交代選手たちも素晴らしかったです。チーム全員がいたからこそ、この勝利を掴めました。」

ヘッドコーチのコメント

「守備は素晴らしかったと思います。」とイングランドのヘッドコーチ、John Mitchellは語りました。「攻撃面では時折ぎこちない部分もありましたが、それは自分たちで改善できることです。

準々決勝のスコットランド戦については、正直まだそこまで考えていません。ただ、彼女たちが大会で良いパフォーマンスを見せていることは素晴らしいことですし、ラグビーの歴史が豊かな2つの国がワールドカップの準々決勝で対戦するのは楽しみです。」

オーストラリアのヘッドコーチJo Yappは、スコア上は大敗に見える結果からも前向きな点を見出しました。

「ポジティブな点は、私たちがチャンスを作り、フィールドポジションも取れたことです。しかし最後までは取り切れませんでした。イングランドに敬意を表します。彼女たちは強いプレッシャーをかけてきました。でも、前半の戦い方には誇りを持っています。

後半は勢いを失い、いくつかの重要なセットピースも失い、その結果、守勢に回りました。イングランドはそれをうまく利用しました。」

今日の記録

1 - イングランドが過去60テストマッチで敗れた回数。唯一の敗戦は、ラグビーワールドカップ2021（2022年開催）の決勝でのニュージーランド戦でした。

次の試合

両チームは来週末、ブリストルのアシュトン・ゲート・スタジアムで準々決勝に臨みます。オーストラリアは土曜日にカナダと、イングランドは日曜日にスコットランドと対戦します。