イタリア 64-3 ブラジル：イタリアが圧勝も、早期敗退の慰めにはならず

ノーサンプトン - イタリアはRWC 2025のノックアウトステージにふさわしいカウンターアタックを披露し、フランクリンズ・ガーデンズでのプールDブラジル戦を64-3で制しました。しかし、準々決勝進出を逃したLe Azzurreは「もしも」の思いを抱く結果となりました。

試合の流れ

ブラジルは序盤を支配し、Raquel Kochhannがゴール前のペナルティゴールを決めて先制しました。

しかし、この得点がイタリアの反撃のきっかけとなりました。南アフリカに敗れて準々決勝進出の希望を失った悔しさを力に変え、前半だけで6トライを奪う圧巻の攻撃を見せ、試合を決定的にしました。

序盤最大の歓声は、Giovanna Barthがブラジルにゴール下トライかと思われた瞬間に起こりました。しかし、TMO（テレビマッチオフィシャル）が、ウィング選手のほんのわずかなノックオンを見逃さず、熱狂的な満員観衆を落胆させました。

後半はブラジルが粘りを見せたことでイタリアの勢いはやや鈍りましたが、それでもLe Azzurreはさらに6トライを追加しました。Vittoria Francesca GranzottoとOstuni Minuzziはそれぞれハットトリックを達成しました。

Mastercard プレイヤー・オブ・ザ・マッチ

Isabella Locatelli

Isabella Locatelliは、どこからでも攻撃に転じるイタリアの意欲を象徴し、4回のオフロードと14回のゲインラインキャリーでチームを牽引しました。

「非常に厳しい旅路でしたが、チームとしての成果なのでとても嬉しいです。勝利で締めくくることが私たちにとって非常に重要でした。本当にとても嬉しいです。」

ヘッドコーチのコメント

イタリアの期待外れの敗退にもかかわらず、ヘッドコーチのFabio Roselliは未来に目を向ける姿勢を見せました。

「簡単なことではありません。なぜなら、私たちはわずか7か月前に始動したばかりで、シックス・ネイションズの直前だったからです」と彼は語りました。「これから新たな旅を始めます。

私はとても誇りに思います。今回が初めてのラグビーワールドカップとなる若手選手が多く、彼女たちは大きな可能性を示しています。」

一方、ブラジルのヘッドコーチEmiliano Cafferaは、自チームにとって大会での最大の収穫は「経験」であり、「ブラジルにも15人制ラグビーがあり、優秀な選手がたくさんいることを世界に示せたこと」だと述べました。

「今、私たちに必要なのは、試合の数を増やすこと、トーナメントを増やすこと、サポートを増やすことです。私たちは年間2～3試合しかできません。私は年間9、10、12試合をしたいのです。」

今日の記録

2 – イタリアは12本のゴールキックのうち2本成功、成功率わずか16.6%。準々決勝に進むためには、より容赦ない正確さが必要だったことを示しています。

今後の歩み

デビュー戦のブラジルは、中立的観衆の心を掴むお気に入りチームとしてRWC 2025を去ります。一方で、イタリアは準々決勝進出を逃した「最高のチーム」としても慰めにはなりません。