史上最高のラグビーワールドカップは、最後まで手に汗握る決勝戦で締めくくられました。しかし、最終週末のチームに選ばれたのは誰でしょうか。
プロップ
Hannah Botterman(41ポイント)は、決勝戦で2回のターンオーバーを奪い、9回のキャリーを記録し、イングランド選手の中で2番目に多い数字を残しました。後半にイエローカードを受けたにもかかわらず、最終週末のチームから外れることはありませんでした。Bottermanは先発のMaud Muirと共に、カナダを圧倒した強力なスクラムの一員でした。Chryss Viliko(29ポイント)がもう1人のプロップとして名を連ねました。彼女はブラック・ファーンズの銅メダル獲得を支えたチーム全体の努力に欠かせない存在で、大会を通して56回のタックルを記録し、プロップの中で3番目に多い数字を残しました。
フッカー
Amy Cokayne(68ポイント)は、この大会で最大の活躍を見せました。準決勝のフランス戦で積み上げた67ポイントを上回り、6週間を通してフッカーの中でトップとなる合計248ポイントに到達しました。決勝戦ではトライを決め、タックル数はチーム5位(12回)、さらにラインブレイクも生み出しました。まさに最高のタイミングでピークを迎えました。
ロック
Laura Bayfield(46ポイント)は、ブラック・ファーンズの3位決定戦でトライを決め、21回のタックルでチーム最多を記録しました。さらにラインアウトでも3回キャッチし、チーム内最多を誇るなど完璧なパフォーマンスを披露しました。
Abbie Ward(36ポイント)は大会3本目のトライを決め、ラインアウトでは7回のキャッチと1回のスティールでカナダのボールを奪いました。イングランドの驚異的なディフェンスの中心として10回のタックルを記録しました。
ルースフォワード
Jorja Miller(79ポイント)は、ノックアウトステージで最高の試合を見せました。3回のターンオーバー獲得で全体トップ、15回のタックルで3位、さらにトライアシストも記録しました。ファンタジーゲームでは最終的に385ポイントを積み上げ、大会全体で3位に入りました。
Alex Matthews(63ポイント)は大会で最も充実した試合を見せ、2トライを挙げました。さらに18回のタックルを記録し、試合で4位。ラインブレイクも生み出すなどオールラウンドな活躍を見せました。
Léa Champon(57ポイント)は初めてファンタジーチーム入りを果たしました。1トライを決め、ラインブレイクを生み、さらにアシストもしました。また11回のタックルで試合全体の6位に入りました。
スクラムハーフ
Natasha Hunt(47ポイント)は決勝戦で今大会最高のパフォーマンスを発揮しました。2回のラインブレイクアシストと2トライアシストを記録し、さらにキックでイングランドに51メートルの陣地をもたらしました。
スタンドオフ
Ruahei Demant(52ポイント)はピッチ全体で存在感を示しました。大会初トライを決め、トライアシスト、ターンオーバー、インターセプト、ラインブレイクを記録し、80分間フル出場しました。まさにオールラウンドなスターの活躍でした。
センター
Gabrielle Vernier(65ポイント)は、大会を通してセンターで最多の314ポイントを獲得して終えました。フランス勢はMarine MénagerやNassira Kondeもトップ4入りし、このポジションが強みであることを示しました。ブラック・ファーンズ戦では2回のラインブレイクでチーム最多に並び、キャリー13回でチーム3位、タックル10回はフランスのバックス最多でした。
Sylvia Brunt(59ポイント)は2回のトライアシストと自身のトライを記録。さらにターンオーバーを奪い、80分間フル出場し、大会で統計的に最も優れた試合を披露しました。
アウトサイドバックス
Braxton Sorensen-McGee(69ポイント)は、大会を通して488ポイントを獲得し、全ポジションで最多となりました。初戦のスペイン戦を除き、すべての試合で50ポイントを超えました。3位決定戦では2トライを挙げ、大会通算11トライ。2017年にPortia Woodmanが記録した13トライに次ぐ歴代2位の数字です。
Ellie Kildunne(67ポイント)は決勝戦で大爆発しました。1トライを挙げ、ボールキャリーで99メートルを獲得。これで大会通算5トライ、523メートルのゲインを記録し、Sorensen-McGee(551メートル)に次ぐ2位となりました
Asia Hogan-Rochester(64ポイント)はノックアウトステージで最高の選手だったと言えるでしょう。決勝で2トライを挙げ、大会通算5トライとしました。これはカナダの中でJulia Schell(6トライ)に次ぐ数字で、Schellは1回戦のフィジー戦で6トライを挙げたことを覚えている方もいるでしょう。さらにHogan-Rochesterは決勝戦で2回のラインブレイクを記録し、カナダ選手中最多となりました。