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日本代表ジョセフHC、ウルグアイ代表第1戦で代表候補選手の実戦チェック

来年のラグビーワールドカップへ向けて調整中の日本代表が6月18日(土)、東京の秩父宮ラグビー場でウルグアイ代表とのテストシリーズ2連戦の第1戦に臨む。2019年ワールドカップを戦ったSO田村優選手がキャプテンを務める初戦の先発には、今季リーグワンで活躍したWTB根塚洸雅選手、WTB竹山晃暉選手ら初キャップ組4人を含めた日本代表候補選手で編成。代表入りを賭けた戦いになる。

 今夏のテストシリーズでウルグアイ代表、フランス代表とそれぞれ2連戦を行う日本代表は、18日のウルグアイとの第1戦のみ日本代表候補選手(NDS=ナショナル・ディベロップメント・スコッド)によるチームで戦う。

来年のワールドカップへ向けてチームの選手層の拡充を図っている日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチは、「テストマッチのプレッシャーに耐えることができるかを見たい」と話している。

今回、大分の別府で合宿を行ってきた代表候補チームと並行して、日本代表チームは宮崎で合宿を実施。次のウルグアイとの第2戦(25日、北九州)、来月のフランス代表との2連戦へ備えているが、ウルグアイとの第1戦でのパフォーマンス次第で、「意向としては、このテストマッチから数人を宮崎のスコッドに加えたい」とジョセフ日本代表ヘッドコーチは話しており、候補選手にとっては代表入りへ重要なチェックポイントになる。

 ウルグアイとの第1戦の先発には田村選手のほか、2019年日本大会で日本の8強入りに貢献したLOヴィンピー・ファンデルヴァルト選手、CTBラファエレ ティモシー選手も名を連ねる。

一方で、SH小川高廣選手は2017年以来、CTBシェーン・ゲイツ選手は代表デビューとなった昨年7月のアイルランド戦以来の代表戦で、2015年ワールドカップメンバーのCTB立川理道選手は2018年6月のジョージア戦以来の出場の時をベンチからうかがう。また、昨年夏の遠征でブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦でインパクトのあるプレーを見せたテビタ・タタフ選手も8番でプレーする。

なお、小川選手とゲイツ選手、さらにFL山本浩輝選手は、一週間前に代表候補組が臨んだトンガ海底火山被災者救済のチャリティマッチでのトンガ出身選手との対戦ではメンバー外だった。

そのほか、ノンキャップ組は先発にPR淺岡俊亮選手、FL飯野晃司選手、前出のリーグワン新人賞受賞の根塚選手とトライ王の竹山選手の4人が入り、リザーブにはPR海士広大選手、PR竹内柊平選手、LO秋山大地選手、FLシオネ・ラベマイ選手、WTBメイン平選手の5人が控える。

 ジョセフ日本代表ヘッドコーチは、「コロナ禍の影響でこの2年半で6試合しか行えていないので、何らかの形で選手の成長を加速させる方法をみつけなければならないが、今回のテストマッチの経験でチームとして幅ができる。若手は先週のトンガチーム戦で良い試合を見せてくれた」と話している。

 

ウルグアイ、成長するための試合

 対戦相手のウルグアイは、最新のワールドラグビーランキングでは日本の10位に対して19位。アメリカ地区プレーオフ予選でアメリカ代表と対戦して、アウェイでの第1戦を16-19で落としたもののホームでの第2戦で34-15と挽回。2戦合計50-34で勝ち抜き、3大会連続5度目となる本大会出場権を獲得した。

2019年日本大会では強豪フィジー代表に30-27で競り勝つ歴史的快挙をマークし、注目を集めた。2023年フランス大会では開催国フランス、イタリア、ニュージーランド、アフリカ予選1位とプールAで戦うことが決まっている。

 来年に迫ったフランス大会へ向けてウルグアイもチーム強化中で、この夏のテストシリーズでは日本代表と2連戦を行い、その後本国に戻って7月10日、19日にモンテビデオでルーマニアとの2連戦に臨む。

 チームを率いるエステバン・メネセスヘッドコーチは、若手と経験豊富な選手の混成で来日したと説明。「我々のチームは自分たちがやってきたことに十分自信を持っている」と語り、「自分たちの最大限の力を出さなければならない相手との対戦で、これから成長を続けるために基礎とすべき情報が得られると期待している」とコメントしている。

 

 

日本代表 第1戦試合登録メンバー

1三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ、キャップ7)

2堀越康介(東京サントリーサンゴリアス、4)

3淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ、―)

4ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪、18)

5大戸裕矢(静岡ブルーレヴズ、4)

6飯野晃司(東京産ゴリーサンゴリアス、―)

7山本浩輝(東芝ブレイブルーパス東京、5)

8テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス、9)

9小川高廣(東芝ブレイブルーパス東京、2)

10田村 優*(横浜キヤノンイーグルス、68)

11根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、―)

12ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ、27)

13シェーン・ゲイツ(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安、1)

14竹山晃暉(埼玉パナソニックワイルドナイツ、-)

15尾﨑晟也(東京サントリーサンゴリアス、3)

リザーブ:

16日野剛志(静岡ブルーレブズ、4)

17海士広大(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、―)

18竹内柊平(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安、―)

19秋山大地(トヨタヴェルブリッツ、―)

20シオネ・ラベマイ(東芝ブレイブルーパス東京、―)

21茂野海人(トヨタヴェルブリッツ、13)

22立川理道(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、55)

23メイン平(リコーブラックラムズ東京、―)

(注:はキャプテン 所属のあとの数字はキャップ数)

 

ウルグアイ代表 第1戦試合登録メンバー

1マティオ・ペリロ(ペニャロール、キャップ1)

2ギジェルモ・プハダス(ペニャロール、18)

3イグナシオ・ペクロ(ペニャロール、4)

4エリック・ドサントス(ペニャロール、8)

5カルロス・デウス‘(ペニャロール、0)

6ルカス・ビアンキ(ペニャロール、0)

7サンティアゴ・シベッタ(ペニャロール、16)

8マヌエル・アルダオ(ペニャロール、14)

9トマス・インシアルテ‘(ペニャロール、22)

10フェリペ・エチェベリー(ペニャロール、11)

11バルタザール・アマヤ(ペニャロール、1)

12アンドレス・ビラセカ*(ペニャロール、66)

13ニコラス・フレイタス(ヴァンヌ、46)

14マテオ・ビニャールス(ペニャロール、1)

15ロドリゴ・シルバ(ペニャロール、68)

リザーブ:

16エミリアーノ・ファッセニーニ(ペニャロール、0)

17エドゥガルド・ベニテズ(ペニャロール、37)

18フアン・エチェベリア(ペニャロール、59)

19ディエゴ・マニョ(ペニャロール、97)

20トマス・エチェベリー(ペニャロール、0)

21サンティアゴ・アルバレス(ペニャロール、0)

22フアンマヌエル・アロンソ(ブリーブ、1)

23ホセマリア・イルレギ(ペニャロール、1)

(注:* はキャプテン 所属の後オ数字はキャップ数)

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