MASTERBRAND_TAPE_GRAPHICS_GREEN_RGB_Desktop
MASTERBRAND_TAPE_GRAPHICS_GREEN_RGB_Desktop

ワールドラグビーとチャイルドファンド・ラグビー、「パス・イット・バック」を通じて生んだインパクトの10年を祝う

開発と平和のためのスポーツ国際デーに、ラグビーを通じた社会変革の10年を祝う。

ワールドラグビーとグローバル・ソーシャルインパクトパートナーであるチャイルドファンド・ラグビーは、36カ国で8万人以上の若者に影響を与えた画期的な開発スポーツイニシアティブである「パス・イット・バック」の10周年を祝います。2015年に開始した「パス・イット・バック」は、恵まれないコミュニティに意義ある変化をもたらす強力なツールとしてラグビーを活用し、公平性、機会、リーダーシップ育成に向けたグローバルな運動となっています。

もともとは、ラオス北部の5つの村で試験的にスタートした「パス・イット・バック」は、スポーツ、特にラグビーが社会変革のきっかけとなるというシンプルかつ大胆なアイデアから生まれました。ワールドラグビーと戦略的パートナーシップを組み、チャイルドファンド・ラグビーはこのビジョンを支援するために1,000万ポンド以上の資金を投入し、この取り組みの対象を拡大し、世界的な影響力を深めています。

グローバルソーシャルパートナーシップ

ワールドラグビーとチャイルドファンド・ラグビーは、パートナーシップ締結以来、価値観を重視した包括的なスポーツの推進に取り組んできました。チャイルドファンド・ラグビーは、ワールドラグビー初のグローバル・ソーシャルインパクトパートナーとして、ラグビーが単なる娯楽にとどまらず、教育、エンパワーメント、そして結束をもたらす存在となる未来の実現を支援しています。

「チャイルドファンド・ラグビーとの協力関係は、目的と進歩に対する共通の献身によって推進されています」と、ワールドラグビーの最高経営責任者アラン・ギルピン氏は述べました。「パス・イット・バックは、ラグビーの伝統的な範囲をはるかに超えた地域社会とつながり、本当の意味での持続的な影響を通じてラグビーの価値を示しています。これは、世界中の若者のリーダーシップの潜在能力を育成するための賢明で戦略的な投資です。」

少女たちに力を与え、地域社会のレジリエンスを築く

「パス・イット・バック」は、スポーツに勤しむ少女たちに影響を及ぼすネガティブな論調に対して、勇敢に対峙しています。 発足以来、この取り組みは世界中の何千人もの少女・女性たちを支援してきました:

  • 5大陸36カ国に及んで展開
  • 82,000人以上の選手登録
  • 3,100人以上のコーチの認定
  • 82,000回以上のラグビーとライフスキルの統合セッション

「パス・イット・バック」のコーチおよび選手の半数以上は女性・少女であり、これは男女平等の障壁を取り除くことを意図したフォーカスです。「パス・イット・バック」は、決まりきった社会規範に積極的に挑戦し、少女たちが自信やリーダーシップスキル、そして自己決定力を身につけることを支援しています。

トルコのハティジェは、壊滅的な地震の後、ラグビーを通じて自信を取り戻しました。また、フィリピンでは、台風オデットの災害復旧を主導する女性コーチもいます。「パス・イット・バック」のストーリーは、スポーツが脆弱なコミュニティの回復力と結束力を高めることができるということを実証しています。

 

中心はインクルージョン

インクルージョン(包括性)は、「パス・イット・バック」のミッションの中心となるものです。ベトナムでは、聴覚障害を持つ選手のマイがコミュニティのラグビーチームに参加し、仲間とのつながり、生きる目的、そしてリーダーシップを発揮する機会を見出しました。彼女のストーリーは、能力や背景に関係なく、すべての子供たちが成長できる場を創出するというこのイニシアティブの取り組みを象徴する数多くのストーリーのひとつです。

今後の取り組み:グラスルーツから世界へ

「パス・イット・バック」が11年目に突入するにあたり、取り組みの焦点は、その影響力を拡大し、より深い制度改革を促進することに移行しています。近年、ケニアとマダガスカルへも活動を広め、より多くの若者たちに、プレーする機会や学ぶ機会、そして指導する機会を提供する、というビジョンが明確になりました。

女子ラグビーワールドカップ2025はその象徴的な瞬間となるでしょう。ワールドラグビーとチャイルドファンド・ラグビーは、「パス・イット・バック」のレガシーを基盤とした取り組みである「グラスルーツ・トゥ・グローバル」を立ち上げ、女性リーダーたちを称え、国際的なつながりを強化し、コミュニティ主導のスポーツへの包括的な投資を推進していきます。

チャイルドファンド・オーストラリアのCEO、マーガレット・シーハン氏は次のように述べています。「このマイルストーンはパートナーシップの力の証です。私たちは、スポーツが生活を変える力があると信じてきたワールドラグビー、そして選手、コーチ、連盟、サポーターの皆様に感謝しています。私たちは力を合わせて、次世代のリーダーを育成していきます。」

ワールドラグビーとチャイルドファンドのパートナーシップに関する詳細は、こちらをご覧ください。

RWC MASTERBRAND_GRAPHIC_BORDER_01_HERO_COLOURWAY_RGB
RWC MASTERBRAND_GRAPHIC_BORDER_01_HERO_COLOURWAY_RGB
RWC MASTERBRAND_GRAPHIC_BORDER_03_HERO_COLOURWAY_RGB