強力スクラムと足技得意なBKたち。
4強では満足できないチームに進化。

HISTORY|歴史
ここ10年、世界で最も進化したチームと言っていいだろう。「ロス・プーマス」の愛称で知られるアルゼンチン代表だ。

胸のエンブレムに描かれる動物は実はジャガーだが、1965年にローデシア(現ジンバブエ)に遠征した際、地元メディアがピューマと誤解して報道したのがきっかけという説がある。

サッカー大国と知られるが、ラグビーの歴史も古い。1873年にはイギリス移民によってラグビーがもたらされ、初の国際試合は1910年。英国連合チームと戦った。国内で広くプレーされており、特にブエノスアイレスの大都市圏で盛んだ。クラブ・アトレティコ・サン・イシドロ、サン・イシドロ・クラブなど古豪、強豪クラブの存在が知られている。また、北西部のトゥクマン州にも多くのクラブがある。

1990年代後半までは日本と争うチームだったが、その後強化がうまく進み世界ランク上位8チームの常連となっている。

ROAD TO RWC 2019|近年の足どり
ラグビーワールドカップには1987年の第1回大会から全大会に出場を続けている。1999年大会ではベスト8入り。2003年はプールマッチで敗退したが、大きく飛躍したのは2007年だった。

同年におこなわれたラグビーワールドカップの開幕戦、地元・フランスを破ったプーマスは勢いに乗った。プール戦を勝ち上がり、準決勝で優勝した南アフリカ代表に敗れるも3位となっていっきに世界のトップグループ入りを果たしたのだ。世界は驚いた。

2011年大会ではベスト8止まりも、2015年大会では再び躍進してセミ・ファイナルまで勝ち上がってみせた(4位)。

1999年大会でゴンサロ・ケサダが得点王に輝き、2007年大会ではフェリペ・コンテポーミ、フアン・マルティン・エルナンデスがスターとなったように、キックが得意なSOやFBを輩出するお国柄。2015年大会でもニコラス・サンチェスが司令塔としてチームを牽引した。

STYLE|戦力とプレースタイル
そのSOサンチェスをはじめとして、2015年大会の多くの主力選手たちがプレーを続けているプーマス。2016年シーズン以降も進化を続けている。

成長のスピードを高める原因のひとつとなっているのがスーパーラグビーへの参入だ。2012年から参入したザ・ラグビーチャンピオンシップ(ニュージーランド、豪州、南アフリカ)で揉まれて強化が進んだチームは、2016年からジャガーズを編成して世界最高のアタッキングラグビーを売りとするリーグで戦っている。ほぼ全員がアルゼンチン代表というメンバーでチームを構成するとともに、同国協会は他国でのプレーを基盤とする選手たちは代表チームに選ばないと宣言。2019年のラグビーワールドカップで史上最高の成績を残すための準備、覚悟を決めて進めている。HOアグスティン・クレービー主将のリーダーシップも強く、チームは一体感をもって上へ、上へと歩を進めている。

HEAD COACH
ダニエル・オルカデ(Daniel Hourcade)

1958年6月7日生まれ。現役時代はトゥクマンでSHだった。2000年、アルゼンチンU21を指導。その後の5年間はアルゼンチン7人制代表を指揮し、ポルトガルへ。2007年のラグビーワールドカップにはポルトガル代表のアシスタントコーチとして出場し、2010年から4年間は南アフリカ国内リーグ、ヴォダコムカップに参戦するアルゼンチンチーム(Panpas)でコーチングをしていた。2013年から現職に就く。

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PLAYERS TO WATCH
HO
アグスティン・クレービー(Agustín Creevy)

代表チームに選出後、途中出場ばかりの起用だった男にいきなりキャプテンの重責が回ってきたのは信頼の表われだった。闘将と呼ぶにふさわしい気持ちの入ったリーダーシップでチームをまとめる。また、強力スクラムの舵取り役としても頼りになる。

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SO/CTB
フアン・マルティン・エルナンデス(Juan Martín Hernández)

スポーツ一家に生まれた。姉マリピはフィールドホッケーの選手として3度五輪に出場。叔父パトリシオはディエゴ・マラドーナとともに1992年FIFA サッカーW杯に出場している。本人は2007年大会での活躍でスター選手に。キックだけでなく戦術眼も高い。

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FACT FILE
協会創立▶1899年
エンブレム▶金と黒のジャガー
チームネーム▶Los Pumas ロス・プーマス
ウェブサイト▶www.uar.com.ar
facebook▶/unionargentina
twitter▶@unionargentina
Instagram▶@unionargentina

RWC RESULTS
1987 プール戦敗退
1991 プール敗退
1995 プール敗退
1999 準々決勝敗退
2003 プール敗退
2007 3位
2011 準々決勝敗退
2015 4位

 
 
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