「長年のライバル」ハンセンとシュミット

監督同士の関係を映す、ニュージランドVSアイルランド

【東京・10月15日】ラグビー・ワールドカップ(W杯)に世界ランキング1位で参戦したアイルランドと、1位を奪い返したニュージーランドが19日の準々決勝で激突する。この対決の裏には、両チームの監督で同じニュージーランド人の長年のライバル関係がある。

両国代表は過去100年以上にわたって31回対戦しているが、2013年にジョー・シュミットがアイルランドの監督に就任するまでは、ニュージーランドが一方的に勝利していた。

2016年、米シカゴにおいてアイルランドは40-29でニュージーランドを破り、初勝利を挙げる。アイルランド人が111年間も待ちに待った瞬間だ。

しかし、2週間後、スティーブ・ハンセン率いる「オールブラックス」はアイルランドの首都ダブリンにおいて21-9でリベンジを果たす。

両国代表の最近の対戦は昨年11月、アイルランドが16-9で勝利、同国内でオールブラックスを初めて破った。

元警察官のハンセンと元学校教師のシュミットは、ともに両者のライバル関係を個人レベルで捉えておらず、互いに良好な関係を保ち、尊敬もし合っているという。

しかし、60歳でシュミットよりも6歳年長のハンセンは、若いライバルよりも優れたゲームプランをつくろうとしていることは間違いない。シュミットの方が「戦術家として一枚上手だ」との見方があるからだ。

ハンセンはトーナメント戦ではニュージーランドが有利と見ているが、それはオールブラックスの選手が全てのゲームで非常に大きなプレッシャーの下でプレーする経験があるからだと指摘している。

「どのチームもオールブラックスとの試合では、普段よりも10%力が上がる。アイルランドも同じだ」とハンセン。19日の試合では「両チームが決死の覚悟で臨む。それが(普段のゲームとの)大きな違いだ」-

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