サー・ロッド・エディントン、ラグビーワールドカップ2027大会と2029大会の独立理事長に就任

2027年および2029年にそれぞれ開催される男子、そして女子ラグビーワールドカップのオーストラリア開催に向けた準備が、サー・ロッド・エディントン氏を独立理事会長に迎えるとの発表でさらに加速しました。

2027年および2029年にそれぞれ開催される男子、そして女子ラグビーワールドカップのオーストラリア開催に向けた準備が、サー・ロッド・エディントン氏を独立理事会長に迎えるとの発表でさらに加速しました。

このニュースは、シドニーでの充実した会合の最後に発表されました。2003年以来となるオーストラリアでのラグビーワールドカップ開催の運営に関し、ワールドラグビーとラグビーオーストラリアが協働し、またエディントン理事長のもとで大会運営合弁会社の組織作りを進めていきます。

エディントンは、国内外の企業および公的セクターで高く評価されており、インパクトのある結果を出すことにかけては、確固たる実績を持っています。現在、JPモルガンのアジア太平洋地域諮問委員会の委員長を務めるほか、キャセイパシフィック航空の取締役、アンセットオーストラリアの会長、ニュースリミテッドの副会長、ブリティッシュエアウェイズの最高経営責任者を歴任しています。

また、国内外の多くの経済、貿易、運輸、開発組織で指導的役割を果たし、現在はインフラストラクチャー・パートナーシップ・オーストラリアの会長、APECビジネス諮問委員会のメンバー、豪日経済委員会の会長も務めています。

オーストラリア出身のエディントンは、ワールドラグビーとラグビーオーストラリア、さらにスキルに基づき選出された取締役で構成される理事会を主宰することになります。人事の詳細は追って発表されます。

エディントンは次のように述べています。「ワールドラグビーとラグビーオーストラリアは、2027年と2029年の2回のラグビーワールドカップの開催という、一世代に一度の素晴らしい機会をオーストラリアに提供してくれました。」

「オーストラリアは、卓越したスポーツ・文化イベントの開催地として高い評価を得ており、今回のラグビー・ワールドカップ開催には国民全体が熱狂的に賛同してくれるものと確信しています。理事会として、ラグビーファミリーとして、そして国民として協働しこの2つの偉大なスポーツイベントの開催し、オーストラリアが誇れるようなラグビーワールドカップを実現できるものと信じています。ゲーム・オン!」

ワールドラグビーとラグビーオーストラリアの共同事業である「オーストラリア2027」と「オーストラリア2029」の運営会社は、ワールドラグビーのイベント部門が過半数を所有します。このイベント部門は、今後のラグビーへの関心度強化、そしてファンや参加者拡大と価値向上に向け、男子・女子ラグビーワールドカップにおいて少なくとも2033年までの開催に責任を持ちます。

ワールドラグビーのサー・ビル・ボーモント会長は次のように述べています。「オーストラリアは今後10年間における主要なスポーツイベントの開催拠点となります。2027年と2029年に開催される男子・女子のラグビーワールドカップが、ラグビーというスポーツ、そしてオーストラリアという国を称える素晴らしい祭典の舞台となることに、私たちは大きな興奮を覚えています。」

「ラグビーオーストラリアとの協力のもと、私たちはラグビーワールドカップが国内および世界規模で与えるインパクトについて高い目標を掲げました。そしてこの大志を達成するために欠かせなかったのが、サー・ロッド・エディントン氏の独立理事会長任命です。彼のような知識と情熱を持つ有名な人物がラグビーワールドカップ開催の準備を指揮し、ラグビーというスポーツの国内および国際レベルでの成長を加速させていくことに私たちは興奮しています。」

シドニーでの会合終了後、ワールドラグビー最高責任者のアラン・ギルピン氏は次のように加えました。「ラグビーオーストラリアと共有する私たちのビジョンは、単にオーストラリアが誇れるような素晴らしい大会を開催するだけではなく、オーストラリアと世界におけるラグビーの継続的な変革の旗手となることです。」

「そのためには、ラグビーがよりエキサイティングで、より意味を持ち、より多くの人々にとって身近な存在でなければなりません。そのために私たちは、ラグビー大会の目的やイベントの前後で与えていくべきインパクトについて、ラグビーオーストラリアと非常に有意義なミーティングを行ってきました。このことを念頭に置いたとき、サー・ロッドは、非常に特別なラグビーワールドカップの運営を指揮するのに最適な人物です。」

また、ラグビーオーストラリア会長のヘイミッシュ・マクレナンも次のように加えました。「ラグビーワールドカップ招致アドバイザリーボードの議長として、サー・ロッド・エディントンは、2027年と2029年の大会がオーストラリアに授与されるにあたり重要な役割を担いました。」

「ラグビーワールドカップは世界で3番目に大きなスポーツ・イベントです。サー・ロッドは、ここオーストラリアでこれらのイベントを開催することで、私たちがラグビーのために何を成し遂げたいかを正確に理解しています。彼は、国内外で高い評価と尊敬を受けており、ワールドラグビー、連邦政府、州政府とともに、2つのワールドカップの開催を実現するために中心的な役割を果たしました。」

「私たちは、彼の力を得ることを確保し、理事会の独立会長として大会をリードしてもらえることを大変嬉しく思います。」

男子ラグビーワールドカップ(2027年)と女子ラグビーワールドカップ(2029年)の開催国となったオーストラリアは、2032年までにオリンピック・パラリンピックやコモンウェルスゲームズ、そしてFIFA女子ワールドカップの舞台となり、主要イベント開催国の中心的地位の座を確固たるものにしました。

ラグビーオーストラリアのアンディ・マリノスCEOは次のように述べています。「今週、ワールドラグビーとジョイントベンチャーについて協議し、充実した会合をもつことができました。2027年と2029年のラグビーワールドカップをここオーストラリアで開催するための体制と人材を確立するために、今後も引き続きワールドラグビーと協力して取り組んでいきます。」

「2025年のライオンズツアー、2026年のコモンウェルスゲームズ、2つのラグビーワールドカップ、2032年のオリンピックと、オーストラリアラグビーにとっての「黄金の10年」が近づいていますが、これはオーストラリアのラグビー界にとって大きなチャンスであり、ワールドラグビーと共にこの瞬間をリードする役割を果たす人物として、サー・ロッド以上にふさわしい人はいません。」