ラグビーワールドカップ2027年大会の出場チームは、24に拡大

ワールドラグビー評議会にて、大会形式、開催期間および開催時期に対する歴史的な再構築が承認され、男子ラグビーワールドカップ2027オーストラリア大会は、24チームが出場することになった。
  •  ワールドラグビーおよびユニオンは、世界的なラグビーとしての競争力の増進に全力で取り組む。
  • ラグビーワールドカップ2027の大会形式、開催期間、および開催時期に、同大会が1987年に開始されて以来、最大の再構築が行われる。
  • 規模拡大は、さらに多くの国々が世界の舞台で輝く大きな機会を提供するため、新しい男子用のカレンダーと共に実施される。

 

ワールドラグビー評議会にて、大会形式、開催期間および開催時期に対する歴史的な再構築が承認され、男子ラグビーワールドカップ2027オーストラリア大会は、24チームが出場することになった。

世界における競争力、リーチ、インパクト、および国際ラグビーの価値観を高めるというワールドラグビーの使命を反映させ、男子の最高峰の第11回大会は2027101日から1113日までの6週間にわたってウェブ・エリス・カップを掲げる権利をめぐって世界のトップチームが争う。

新しい形式では、4チームが6つのプールに分かれ、16チームが準決勝に進みます。この形式により大会の開催期間が7週間から6週間に短縮され、プール戦における勢いを作るリズムを促しながら、2023年フランス大会のように試合の間の休息日の最低日数を確保する。

2026年から国際カレンダーの総合的な改革の礎として、ラグビーワールドカップの再構築は選手およびファンを中心に据え、ユニオン、国際および国内大会に対し大きな機会および確実性を提供する。

 

一目で分かるRWC2027

  • ラグビーワールドカップ2027は、101日から1113日の間で開催される。
  • 大会規模は20から24チームに拡大される。
  • 健康福祉、エンタテインメント、価値の基本的な考え方-プールフェーズを5から4週間に短縮-をサポートし、新しく短縮された6週間(7回の週末)のラグビーワールドカップは承認された。
  • 各プールの上位2チームは自動的に予選通過し、各プールの3位チームの中で上位4チームを加えた、ラウンド16が導入される。
  • 決定はすべての利害関係者に確実性を提供し、ラグビーワールドカップを国際カレンダーにおける最高位としての地位を維持する。
  • ラグビーワールドカップ2027の予選プロセスの詳細は、フランス2023大会の完全な見直し、およびユニオンと地域との相談を経て、決定される。

評議会は、世界における競争力を最高の形で反映させるためできる限り遅いプール戦の抽選を行いたいというワールドラグビーの意向も支持しています。これは20225月に実施された開催モデルの改革によって実現したのもので、ワールドラグビーは重要な決定および大きな財務リスクのコントロールがさらにできるようになる。

ワールドラグビー会長のビル・ボーモント卿は、こう語った:「ラグビーを真のグローバル・スポーツにするのであれば、新しいファンを惹きつけ、価値を高めるため、大きな意義、機会、競争力を作り出さなくてはなりません。

「広い視野そしてあらゆる差異を尊重し活かすという観点で考えれば、この素晴らしいラグビーワールドカップ2023大会は、世界におけるトップ10または12か国を超えたところにある情熱および可能性を示してきました。現状に甘んじること、何もしないことは受け入れられません。」

「ラグビーワールドカップ2027年大会から出場国を24チームに拡大するという決定は、論理的であり正しい行動です。確実性および機会を増大する新しいグローバル・カレンダーに裏打ちされ、私たちは基準の向上させ、隔たりを埋め、ファンがみたいと思うラグビーの祭典を作り出すことに集中しています。それを実現する上で、スポーツおよび大規模なイベントに対する熱い想いを持つオーストラリアは、完璧な場所です。」

ラグビーワールドカップ2027大会および2029年大会の理事会の独立会長であるロッド・エディントン卿は、こう語った:「私たちが男子ラグビーワールドカップを将来の開催国から次の開催国へと引き継ぐ準備を行う中で、これは、現地組織委員会にとって素晴らしい結果です。重要なことは、評議会でなされた決定により、LOCは確実性を持って前に進み、ラグビーワールドカップオーストラリア大会に関する開催の詳細を最終決定することができます。私たちはこれから数ヶ月間、オーストラリア政府、州/テリトリー政府、およびラグビーオーストラリアと連携し取り組むことを楽しみにしております。」

ワールドラグビー最高経営責任者のAlan Gilpinは、こう付け加えた:「本日の決定は、新しいラグビーワールドカップの開催モデル、国際カレンダー改革における素晴らしい協業、およびスポーツに必要な進化の認識とともに、20225月に始まったプロセスの集大成です。」

「より定期的な試合の頻度にすることで短縮したプールフェーズ、およびラウンド16の導入は、ひとつひとつの試合が重要になる魅力的で説得力のあるプールフェーズを作り出します。重要な選手の健康福祉の留意事項を守りながら、短縮された開催期間でこの新しい形式を実現可能にすることは、ラグビーにとって大きな一歩であり、ファンおよび選手にとって素晴らしいことなのです。」