カナダは大会初戦で宿敵アメリカを34-20で下し、第2戦では仙台で日本に15-57で敗れたものの、強力なスタートが功を奏し、プールBを2位で突破。日本とともに準決勝進出を果たしました。
今年のアサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2025は、地域王者を決めるだけでなく、2027年に拡大される24チーム制ラグビーワールドカップへの重要な道筋ともなっています。すでにRWC2023で出場権を確保しているフィジーと日本を除き、未出場の上位3チームがオーストラリア大会への切符を手にします。
カナダは男子ラグビーワールドカップの常連で、フランス大会となった2023年を除くすべての大会に出場してきました。1991年以来となるノックアウトステージ進出を目指し、カナダは史上10回目のワールドカップに臨みます。今回の出場決定により、カナダは21番目の出場国となりました。
次はコロラド州デンバーで来週行われる準決勝に焦点が移ります。一次目標であるワールドカップ出場権を達成した今も、チームはさらに上を目指して戦います。準決勝ではフィジーと対戦予定で、キックオフは現地時間18時35分です。
現在ワールドラグビー男子ランキング24位のカナダは、12月に予定されているRWC2027の組分け抽選にも注目しています。ここでプールステージの対戦相手が決まります。
ラグビーワールドカップ2027はオーストラリアで開催され、2027年10月1日から11月13日まで行われます。史上初の24チーム制が導入され、4チームずつ6プールに分かれ、16ラウンドからノックアウトステージが始まる新しいフォーマットが採用されます。大会史上最も開かれた、そしてエンターテインメント性の高い新時代の幕開けとなることが期待されています。