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アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ: 7トライを奪った日本代表が、カリフォルニアでアメリカの夢を打ち砕く

サクラメントで行われたアサヒスーパードライ・パシフィックネーションズカップ2025のプール最終戦で日本が勝利し、カナダにラグビーワールドカップ2027の出場権が与えられました。

ファカタヴァ・アマトとキャプテンのワーナー・ディアンズがそれぞれ2トライを挙げ、日本は7トライを奪ってアメリカに21-47で快勝し、来週末にコロラド州デンバーで行われる準決勝進出を決めました。一方でイーグルスはサモアとの5位決定戦に回ることになりました。

ホームチームのKapeli Pifeletiが前半に2トライを返しましたが、試合開始直後からアメリカは日本の圧力を受け続けました。エディー・ジョーンズ率いる日本はスピードとパワーを兼ね備え、前半を28-14とリードして折り返し、トライボーナスも獲得しました。

バックローのベン・ガンターが開始12分、3フェーズ目のラックからショートサイドを突いて先制トライを奪いました。彼はフライハーフのChristopher Hilsenbeckの守備を振り切りました。

その10分後、日本は5mスクラムを強力に押し込み、ファカタヴァがボールを拾ってインゴールに押さえるだけのシンプルな形で2トライ目を奪いました。試合を通じてセットピースでは日本のFW陣が優位に立ちました。

さらに4分後、ディアンズが5mラインアウトから4人のディフェンダーを突破し、自身の1本目のトライを決めました。

その後アメリカも反撃し、30分にPifeletiがコントロールされた連続攻撃の末にインゴールに飛び込み、チーム初得点を挙げました。前半終了2分前には再び近場での粘り強いアタックから彼が2本目を決めました。

しかしその間にも日本は追加点を奪いました。この試合で最も鮮やかなトライで、高速かつ正確なパスワークでディフェンスを翻弄しました。最後にボールを受けたのはフランカーの下川甲嗣でした。

後半に入って5分、日本はさらにテンポを上げ、ファカタヴァがロングパスを受けてタッチライン際を抜け、追加トライを決めました。

1時間が経過した頃には、ディアンズが3人のディフェンダーを外側からかわし、この日2本目のトライを挙げました。

その13分後、ウイングの石田吉平がフィールドを大きく使った高速アタックを仕上げました。直前にChristian Poidevinが危険なタックルによる頭部接触でイエローカードを受け、アメリカは14人に減っていました。

終盤には交代出場のPayton Teleaが5mペナルティから突進し、アメリカに最後の意地のトライをもたらしました。努力が報われた形でした。

初めてキャプテンを務めたJason Dammは、敗戦の中にも手応えを見出しました。「これは私たちにとってまた一歩前進です」と彼はRugbypass TVに語りました。「もちろん望んでいた結果ではありませんが、カナダ戦より良いパフォーマンスでした。そのエネルギーと努力をさらに積み重ねていきたいです。」

サモアとの5位決定戦を前に、彼は続けました。「最も重要なのは次の試合です。過去は過去に置き、常に前進し続け、私たちの取り組みにエネルギーを注ぎたいです。」

一方、指揮官のScott Lawrenceはチームにさらなる伸びしろがあると強調しました。「私たちはまだ途上にあります。望む形で戦うために必要な強さを構築している最中です。」

日本代表キャプテンのディアンズは、自軍のディフェンスを強調しました。「最初の20分間、私たちはとても良いディフェンスをして勢いを得ました。この流れを次の試合にもつなげたいです。」

彼は来週の準決勝でデンバーにてトンガと対戦し、その翌週にソルトレークシティに移動することを見据え、さらに激しい戦いになると予想しました。「次の2試合に勝つためには、フォワードが前面に出て素晴らしいプレーをする必要があります。カナダ戦とアメリカ戦で良い仕事をできたと思います。」

来週末デンバーで行われるパシフィックネーションズカップ準決勝は、日本対トンガ、フィジー対カナダの対戦となります。一方アメリカはサモアと5位決定戦に臨み、ラグビーワールドカップ2027への出場権をかけて戦います。

その翌週、ユタ州ソルトレークシティで行われる決勝戦が、今年のパシフィックネーションズカップを制するチームを決定します。

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