フランカーとは？

フランカーはスクラムの端に並ぶ選手で、ボールを守るか、あるいは奪い取ろうとする役割を持っています。

このポジションは2つに分けられます。多くのチームでは、フランカーはスクラムのブラインドサイドかオープンサイドでプレーし、それぞれの役割に違いがあります。

どこに並ぶ？

フランカーはバックローの一員として、ナンバー8の両脇に並びます。

その名の通り、ブラインドサイドフランカーはタッチラインに最も近い側、つまりスクラムのブラインドサイドをカバーします。反対にオープンサイドフランカーは広いスペースのある方をカバーします。

フランカーは常にプレーの中心にいます。守備ではスクラムやラック周辺の攻撃に素早く対応する必要があります。攻撃ではボールキャリーのオプションを提供する一方で、タックルを仕掛ける相手をはねのけ、さらにブレイクダウンに真っ先に到達してボールを確保する役割も求められます。

背番号は？

伝統的に、世界の大半ではブラインドサイドフランカーが6番、オープンサイドフランカーが7番を着用します。しかし、南アフリカではこれが逆になります。

優れたフランカーになるために必要な資質：

アスリートとしての身体能力、アグレッシブさ、そして自らの体を犠牲にする覚悟と、それを80分間続けられるスタミナが不可欠です。

また、数多くのラックに関与するため、卓越した上半身の強さも必須です。

RWC 2025で注目すべきフランカーは？

イングランドは予想通り、今大会に向けて最高のフランカー陣を擁しています。Sadia Kabeya（2025年ギネス・女子シックス・ネーションズのイタリア戦でトライを決めた写真）とMaddie Feaunatiは、疲れを知らないオープンサイドで、オープンスペースでの卓越したスキルを持っています。 

レッドローズのキャプテンであるZoe Aldcroftも注目の選手です。彼女はセカンドローとしてプレーしていないときには、世界最高のナンバー6といえる存在で、その働きぶりは他に及ぶ選手はいません。