スクラムハーフとは?
スクラムハーフは、チームがボールを保持しているときに、そのボールを展開する役割を担います。
スクラムやブレイクダウンの基点からボールを拾い上げ、それをプレーメーカーや突破役、スピードスターたちへと供給するのが仕事です。
どこに並ぶ?
スクラムハーフは、スクラムのすぐ後ろ、そしてスタンドオフ(フライハーフ)の内側に位置します。
また、相手にスクラム投入やラインアウトスローの機会があるときには、事実上チームの最前線でディフェンスを担う存在にもなります。
背番号は?
スクラムハーフは伝統的に9番のジャージーを着用します。
良いスクラムハーフに必要なものは?
確かなハンドリングスキル、豊富な運動量、そしてボールがどこに出てくるのかを予測する鋭い勘が求められます。味方や相手がまだボールを保持していない段階で察知できる能力です。
パスはスクラムハーフにとっての基本ですが、戦術的なキックも正確にこなす必要があります。また、ディフェンスで押し負けない強さも欠かせません。
RWC 2025で注目すべき選手は?
フランスのPauline Bourdon-Sansusは、現在世界最高のスクラムハーフと称される存在です。フランスのチームは伝統的に9番を中心にゲームを組み立てる傾向があり、彼女はレ・ブルー(フランス女子代表)のテンポを自在に操ります。
イングランドではNatasha “Mo” Huntが先発を務める見込みで、試合をコントロールする力を発揮します。同様にウェールズのKeira Bevanも安定感あるスクラムハーフで、さらにゴールキックもこなせる有用な存在です。