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ラグビー解説: スタンドオフとは?

女子ラグビーワールドカップ2025を前に注目し始めた方も、楕円球のゲームを長く追い続けてきた経験豊富なファンの方も、楽しみながら理解を深めていただければと思います。今回は、チームの「オーケストラの指揮者」とも呼ばれるスタンドオフを取り上げます。

スタンドオフとは?

スタンドオフは、「ナンバー10」「ファースト・ファイブエイス」「フライハーフ」とも呼ばれ、チームにおける主な攻撃の司令塔です。
自チームがボールを獲得した際に、そのボールをどう処理するかを判断するのが彼らの役割であり、多くの場合チームのゴールキッカーも務めます。

どこに並ぶのか?

スタンドオフは、チームがブラインドサイド(狭いサイド)を攻めるかオープンサイド(広いサイド)を攻めるかによって、スクラムハーフの内側または外側に位置取ります。その外側にはセンターとバックスリーが並びます。

背番号は?

スタンドオフは伝統的に背番号10のジャージを着用します。

優れたスタンドオフに必要なものは?

優れたスタンドオフに求められるのは、正確なハンドリングスキル、良いキック力、そして何よりもゲームを理解する力です。相手守備のスペースやギャップがどこに生まれるかを察知する洞察力と判断力が不可欠です。

かつてはディフェンス面で隠される存在と見られていたこともありましたが、今では強烈なボールキャリアー(ボール保持者)からの連続的な突進を受け止めるタックル力と強さも必須です。

RWC 2025で注目すべき選手は?

アイルランドのDannah O’Brienは、元ゲーリックフットボール選手であり、ロングキックを得意とします。ソフトなパスセンスと卓越したプレーメイク能力を併せ持ち、他の選手が気づく前に状況を見抜く鋭い頭脳も武器です。

一方、オーストラリアのFaitala Molekaも将来が有望な選手です。スタンドオフだけでなくフルバックとしてもプレー可能で、ランニングスキルに優れた大きな脅威となります。さらに、直近のパシフィック・フォー・シリーズで証明されたように、プレースキックの精度も高い選手です。

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