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ラグビー解説: フルバックとは?

女子ラグビーワールドカップ2025を前に注目し始めた方も、楕円球のゲームを長年追い続けてきたファンの方も、楽しみながら理解を深めていただければと思います。今回は、最後方から試合を支配する「スイーパー」役、フルバックを紹介します。

フルバックとは?

長らくフルバックは「最後の砦」と見なされてきました。バックスラインの後方に位置してスペースを守り、危険が迫れば即座に対処する役割を担ってきたのです。
しかし近年では、攻撃面で存在感を発揮するようになっています。両サイドのウィングと連携し、スピードと機敏さを駆使して相手ディフェンスに揺さぶりをかけます。

どこに並ぶのか?

フルバックは通常、チームで最も深い位置に構え、守備ではピンチの火消し役を、攻撃ではカウンターアタックの起点を担います。

背番号は?

フルバックは伝統的に背番号15を着用します。

優れたフルバックに必要なものは?

スピード、強力なキック力、そして完璧に試合を読む能力が欠かせません。
フルバックは攻守両面で、いつ仕掛けるべきかを正確に感じ取れる必要があります。

RWC 2025で注目すべき選手は?

現女子15人制年間最優秀選手のEllie Kildunneは、男女を問わず現役選手の中でも最もエキサイティングな存在の一人です。彼女は、イングランドの攻撃に加わるべき絶妙なタイミングを直感的に把握し、そのスピードとスキルでトライラインを越えていきます。ワールドカップでは、彼女の代名詞ともいえる「カウボーイ風セレブレーション」が披露されることでしょう。

また、Claudia Peñaはワールドカップ初出場ながら絶好調で大会に臨みます。2024-25シーズンにハーレクインズの「プレーヤーズ・プレーヤー・オブ・ザ・シーズン」に選ばれており、チームメートにKildunneがいることを考えると、この受賞は並大抵のことではありません。

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