Evans を支えたファンとボランティアへの称賛
ラグビーワールドカップ2025の大会ディレクターである Yvonne Nolan は、ウェールズのバックロー Georgia Evans が試合中に髪にリボンをつけたことを理由に受けたオンライン上での誹謗中傷に対して、ラグビー界がどのように対応したかを大いに称賛しました。
これに応じて、ウェールズのプール最終戦（対フィジー）ではリボン作りのステーションが設けられ、試合では1,000本以上のリボンや髪飾りがファンに着用されました。
Nolan は、オンライン上の憎悪に対抗するための正式な仕組みが存在することを述べつつ、次のようにも語りました。
「週末に最も大きなインパクトを与えたのは、自発的にボランティアが運営したリボン作りの取り組みを見たことです。
社会が自発的に自らを律し、『私たちはそれを容認しない、この競技に居場所はない』と示しました。それを実現するために正式な手続きは必要ありません。ラグビーコミュニティが一丸となり、このスポーツに憎悪は歓迎されないと示したのです。」
スコットランドの意味ある「鎧」
スタジアムに響く「O Flower of Scotland」の歌声は、スコットランドファンにはおなじみの光景です。ラグビーの戦いに挑む情熱的な叫び。そして、その戦いの叫びにふさわしいのが、意味を込めた「鎧」です。
スコットランドのトレーニングシャツは、青と紫を基調に「Gie it Laldie」や「the Lone Piper」といった人気のある伝統的なスコットランドの言葉が散りばめられています。それはスコットランドの誇りを視覚的に表現するもので、すべての観る人に強烈な印象を与えます。
試合用ジャージには控えめにヘザーやアザミの模様があしらわれていますが、このトレーニングシャツは選手たちと同じく堂々とした存在感を放っています。
スコットランドは日曜日、ブリストルのアシュトン・ゲートで宿敵イングランドと準々決勝を戦います。キックオフは16:00です。
ワールドラグビーランキング変動の可能性
週末に懸かっている最大の賞はラグビーワールドカップ2025準決勝進出ですが、同時にワールドラグビーランキングの変動も見逃せません。
チームの最優先事項ではありませんが、例えば南アフリカはニュージーランドの王座防衛を阻めばランキングを2つ上げて過去最高の8位に浮上し、さらにカナダがブリストルでオーストラリアに勝利すれば7位になる可能性もあります。
一方、アイルランドはエクセターで15点差以上で勝利すればフランスを抜いて4位に浮上できます。アイルランドがトップ4に入るのは約10年ぶりのことになります。
準々決勝のランキング変動の可能性についてはこちらでご確認ください。
RWC 2025、スポーツ業界で働く女性増加を目指す
UK Sport とラグビーワールドカップ2025の協力により、イギリス国内でスポーツ業界に従事する女性を増やすための誓約が発表されました。
この誓約は、RWC 2025 が委託した調査に基づくものです。その調査によると、女性の約半数（48％）がスポーツ分野の仕事に応募すると答えたのに対し、男性は7割以上（72％）が応募すると答えました。これは、スポーツ業界で「自分らしくいられる」と感じる割合に男女で大きな差があること（女性49％、男性72％）や、必要な資格があると自信を持てるかどうかの認識の差に起因しています。
#RWC2025 のマネージングディレクターである Sarah Massey は次のように述べました。
「私たちの調査は広く認識されている事実を確認しました。スポーツの仕事は幅広い人材層にとって魅力的ではないということです。大会のような大規模なスポーツイベントにとって、多様な人材を持つことは極めて重要です。それによって視野を広げ、新しい観客層とつながることができます。
調査結果では、代表性の低いグループは自分がスポーツ業界で働く姿を想像しにくいことが示されました。しかし、必ずしもそうである必要はありません。業界のリーダーや協力者が意図的に行動を起こすことで、スポーツの門戸を開き、文化、人材、採用慣行をさらに強化することができるのです。」
そして最後に… De Goede、チームメイトの心遣いを明かす
カナダがオーストラリアとの準々決勝を前に、Sophie de Goede がワールドラグビーのインタビューに応じ、チームのプール戦でのパフォーマンスやタイトルへの意気込みを語りました。
また彼女は、気分が落ち込んでいた時にチームメイトから受けた心温まる心遣いについても明かしました。詳しくはこちらをご覧ください。
