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「何百万もの少女たちに影響を与えた」: 準々決勝で敗れたチームが語る時代を象徴する大会の振り返り

南アフリカ、アイルランド、スコットランド、オーストラリアの選手・スタッフが、大会を胸を張って去るにあたり残した言葉をご紹介します。

南アフリカ - 「私たちはこの舞台にいるべき」

ヘッドコーチのSwys de Bruinは、6度の王者ニュージーランドに46-17で敗れた後も、自チームが示した進歩と影響力について断言しました。

「私たちの選手たちを見てください。この情熱を見てください。彼女たちは南アフリカの何百万もの少女たちに影響を与えました。

どんなにハードルを上げても、さらに高みに行ける。彼女たちができることは本当に驚異的です。2017年、私は『私たちはまだ十分ではない』と伝えました。2022年は1勝もできませんでした。そして今、準々決勝に進出し3トライを奪いました。南アフリカ女子ラグビーがついに本当の実力を発揮し始めました。

ハーフタイムにニュージーランドを相手に10-10の同点に持ち込めた事実が示しているように、もう弱小ではありません。重要なのはチャンスです。試合が必要です。厳しい試合を、もっと多く経験しなければなりません。」

フォワードのAseza Heleもコーチの言葉に共感しました。

「本当に厳しい試合でしたが、南アフリカのラグビーを彼女たちに見せることができました。これは私たちにとって学びの過程です。次のワールドカップでは必ず特別な存在になります。私たちはここにいます。そして、この舞台にいるべきなのです。」

アイルランド - 「次のワールドカップでは優勝候補に」

フランスにわずか5点差で敗れたスクラムハーフのAoibheann Reillyは、失望を語りながらもこれが飛躍のきっかけになると断言しました。

「試合のすべての時間で勝てると信じていました。だからこそ、この敗戦が本当に悔しいです。

この大会で受けたサポートは比べものになりません。シックス・ネーションズの何倍もの盛り上がりでした。
この大会がアイルランドの女子ラグビーをさらに成長させ、次のワールドカップでは私たちが優勝候補になることを願っています。」

キャプテンのSam Monaghanも力強く語りました。

「本当に胸が張り裂ける思いです。最後まで戦い抜き、相手を苦しい状況に追い込みました。勝利は手の中にありました。このグループを誇りに思いますし、ここまで来たことを誇りに思います。2年前、私たちはWXV3でプレーしていましたが、今はワールドカップの準々決勝に進出しています。

これは始まりにすぎません。来年はアビバ・スタジアム(ダブリン、収容5万人以上)で試合をする機会があり、それはこの競技がどれだけ成長しているかを示しています。この悔しさは次の大会まで消えることはないでしょう。でも、このグループを誇りに思う気持ち、このワールドカップで示したものは決して消えません。」

スコットランド - 「大きな前進」

キャプテンとして53キャップを重ねたRachel Malcolmにとっても、RWC2025は特別な大会になりました。

「このグループを打ち負かすものはありません。選手とスタッフは強固な絆で結ばれています。どんな状況でも戦い抜きます。私たちはこの機会を最大限に活かそうと臨み、スコットランドラグビーにとって大きな一歩を踏み出したと思います。」

若手のEvie Gallagherは、Malcolmや先輩たちの努力を強く意識しています。

「私たちがスコットランドで育つ少女たちのヒーローになっているなんて、まだ信じられません。自分にはその資格があるとは思えません。ですが、このチームの中には間違いなくその資格を持つ選手たちがいます。彼女たちは10年間、代表でアマチュア同然の環境で戦い続けてきました。」

大会を最後にチームを去るBryan Eassonヘッドコーチも前向きな言葉を残しました。

「この試合が私たちを定義するわけではありません。ノックアウトステージに進むことを目標にして、それを達成しました。Rhona Lloydが最後にトライを決め、このグループの涙や喜びや幸せを目にできました。この仲間たちとなら、敗戦すらも誇れるのです。

彼女たちは特別な存在です。戦ってきたものすべてに値しますし、これからも戦い続けるでしょう。彼女たちと一緒に仕事ができたことは本当に光栄でした。」

オーストラリア - 「新たな基準を示した」

初めてのワールドカップで6トライを挙げた23歳のウィングDesiree Millerは、次の4年間への意欲を語りました。

「サッカー女子代表のマチルダスは自国開催のワールドカップ(2023年)で大きな影響を与えました。そして今、私たちは女子最大規模のワールドカップという大舞台を経験しました。この遺産を次の2年間、さらにその先の2年間へと引き継いでいきたいです。女子ラグビーだけでなく女子スポーツ全体に変化が起きています。その流れをつかみたいです。」

キャプテンのSiokapesi Paluも将来への展望を語りました。

「私たちには組織面や国内からのサポートなど、改善すべき点がたくさんあります。それでも今、イングランドに感謝を伝えたいです。彼らはラグビーワールドカップのあるべき姿を示してくれました。新たな基準を打ち立て、大会のサポートは本当に素晴らしかったです。」

そして最後に、ウォラルーズを去るJo Yappヘッドコーチの言葉で締めくくられました。

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